こんにちは。たかとです。
皆さんは痛み止め使ってますか?私は痛みにとても弱いので、ついつい痛み止めに頼ってしまいます。
なので生理痛になっても働いている女性は尊敬です。具合悪くなるぐらいでも痛み止めを飲んで頑張っている人がいますよね。。。
男ができるのは、いたわってあげることと察してあげることです。多少の理不尽は許してあげましょう。
今回は痛み止めについてです。市販薬を含めるためNSAIDsと呼ばれるものについて勉強しましょう。
痛みとは??
痛みは組織・細胞などが損傷するほどの刺激、または組織損傷による不快な感覚や情動体験。
と言われています。
痛みとなる刺激・
炎症などが感覚神経を伝わり背骨の中の脊髄を通り、脳の知覚野で痛みとして感知されます。
痛みは神経を通じて、脳で感知するため、神経経路・または脳に異常があると痛みは起きないということになります。
また痛みには
- 皮膚・骨・筋肉などの体性痛と内臓の炎症や圧迫などからの内臓痛
- 神経の損傷や機能異常にて神経が痛み刺激を生み出している神経障害疼痛
の二つに分かれます。神経障害性疼痛は帯状疱疹や糖尿病などによるもので慢性化(治らずずっと続く)になりやすいです。
また痛みは心因性(心からくる痛み)なども合わさり、複雑化しやすいです。
例えば、痛み止めが効きにくくても誰かといると痛みが和らぐ、楽しく話をしているとよくなる。など人間が持つ心が痛みの強弱を変化させることがあります。
痛み止めはどんなものがあるの?
有名なものではやはり医療用麻薬「モルヒネ」ではないでしょうか?昔は強い痛み止め=死と思われ、あまり印象はよくないですね。。。
痛み止めの分類は大きく
- オピオイド(麻薬性鎮痛剤、非麻薬性鎮痛剤)
- 非オピオイド鎮痛剤(NSAIDs、アセトアミノフェン)
- 神経障害性疼痛治療薬(プレガバリン)
- 鎮痛補助剤(抗うつ薬、抗けいれん薬)
に分けられます。
薬は適応があるため、なんでもかんでも飲むのはだめですね。耳が痛いです。。。
非オピオイド鎮痛剤
今回のメインです。この薬は現状安価で手に入りやすいもので薬局で買えます。
しかし内服し続けると副作用もでてくるため注意が必要です。
非オピオイド鎮痛剤は
- NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬 Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)エヌセイズってよみます。
- アセトアミノフェン
に分けられます。
NSAIDs
有名なものは ・ロキソニン ・イブプロフェン ・アスピリンなどです。
NSAIDsは痛み物質であるブラジキニンの感受性を弱め、ブラジキニンの痛み効果を強める物質を作らせないようにして鎮痛作用を発揮します。
神経に伝わるまえに痛み物質を邪魔して痛みを出させないようにしているわけですね!またその作用から抗炎症作用を発揮します。(炎症を抑え込みます!)
副作用として胃粘膜の障害(胃潰瘍など)や肝臓・腎臓の障害が起きます。なので市販薬には胃薬が配合されていますね。腎機能の悪い人は悪化するので使えません!
しかし、胃薬が配合されていても長期間の使用にて胃粘膜の障害が起き、吐血や黒色便で入院される方はおおいです。(NSAIDs胃潰瘍と呼ばれています。腰痛などの慢性の痛み止めとして使用している人におおいです。)
なので痛み止めは用法・容量を守りましょう!
アセトアミノフェン
アセトアミノフェンはアセトアミノフェンです。一般的にカロナールという錠剤が有名です。
アセトアミノフェンは神経の上の方、脳での痛みを感じにくくさせ鎮痛効果を得ます。
副作用が少なく、子どもにもよく使われます。というより子どもの解熱・鎮痛の第一選択です。
痛み止め・解熱剤として利用されているため、気を付けないと多量に服用してしまう可能性があり、肝臓の障害を引き起こすことがあります。
「薬は適量」ですね!
NSAIDs・アセトアミノフェン両方ともに、脳の体温調節中枢に働き、解熱作用があります。
便利な効果ですが注意していただきたいのは、
【その熱は解熱剤で様子をみていいのか?】ということです。
熱がでて解熱剤で熱を下げて、また上がって、解熱剤のんで・・・・この繰り返しで状態がかなり悪くなってから病院に来る方もいます。「我慢は美徳」ではない状態が多々ありますので注意してください。
また、「インフルエンザの解熱にNSAIDsは使用してはいけない」です。NSAIDsにはインフルエンザ脳症を併発してしまう可能性があります。
冬季の熱はマスクをして病院。今はまず病院に電話!これですね。
今回はここまで。痛み止めの種類も多々ありますが、痛みはつらさに直結していますのでなるべく効果的に使用していきましょう。
男性は女性の生理痛に理解を示して、痛みを減らしてあげましょう。仕事をいっぱいしてあげましょう。洗濯・掃除全部してあげましょう。
心もケアするのが痛みに効きますよ!!
皆さん一緒に大切な体を守っていきましょう!