こんにちは。たかとです。
アニメをみて育ってきたと言っても過言ではない人生です。
そんな中でも今回は涙なくして見れないアニメ映画
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン について感想を書いていきます。
一応看護師なので、看護的な視点でいきます。
ネタばれはしないようにしますね。
目次
どんなお話し?
アニメは~
兵士として心を持たない兵器であったヴァイオレットが、大切な上官ギルベルト少佐がくれた「愛してる」を知る物語です。
手紙の代筆屋:自動手記人形(ドール)となり、人々を関わりながら
【人の心】【思いを伝えること】を知っていきます。
アニメ版では徐々に感情が深まっていくヴァイオレットを見守る暖かさ
ヴァイオレットが直面する問題、人々の問題の切なさ
そういうもので心がいっぱいになるストーリーです。
劇場版は~
サブタイトルが【愛する人におくる、最後の手紙】となっています。
戦争が終結し、人々が前を向いて歩いていこうとしている中
ヴァイオレットは心のどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々をすごす
ギルベルト兄(ディートフリート)はもう忘れるべきだと訴えるが
ヴァイオレットは「忘れることはできません」とまっすぐ答えるだけだった
そんな中電話で、代筆の依頼がユリスという少年からかかってくる
一方、郵便社の倉庫ではあて先不明の手紙がみつかり・・・ (公式サイトより)
となっています。
予告とか、広告みるとなんとなく展開読めますよね?笑
劇場版の楽しみ方
京都アニメーションの映像を堪能
まず見て欲しいのは映像表現。
これだけを見に行っても良いと言えるレベル。
ただ美しいだけでなく、ヴァイオレットの心境の変化に合わせた背景の変化や瞳の変化
細部にこだわった表現になっていると思います。
特に水の表現ですね。海・雨・水たまり・涙・・・思わず息をのみます。
アニメをみてから行く
これは鉄板です。が見てなくても楽しめます。
ところどころの説明もくどくなく、設定も理解できる内容になってます。
アニメも見てから行くと良いところは
- まず開始5分で感情移入して泣ける
- ヴァイオレットの変化のふり幅がよくわかる
- ヴァイオレットが抱える思いの強さがよくわかる
といった感じでしょうか。
簡単に言うと【ヴァイオレットへの感情移入がより強くできる】
といったところでしょうか!
言っての通りアニメ版を見てなくても楽しめると思います。
でも見ていると涙の量が違うとおもいます。
とりあえず感動・切なさは止めない
涙のでるシーンが多々あります。
特に後半は畳みかけてきます。
泣きましょう。
ソーシャルディスタンスもありますが泣いていいんです。
ストーリーの組み立てがうまく、二つの話が同時に進行していくので
その場で伝わる感情を垂れ流さないと、余韻が残っていると次の場面に乗り遅れます。
受けた刺激をそのまま流していいんです。そういう話です。
看護師的 一番心に思ったこと (ネタばれを含む)
伝えたい思い 伝わらない思い
人は最後の時をどう過ごせることが幸せなのか。
看護師として思うことも多々あります。この映画での対称となっているのは
「死んでしまうから伝えたい思い」「生きているのに伝えられない思い」だとおもいます。
人生を往生して老衰でなくなっていく。思い残すことはない。
そんな人生を歩めるのはほんの一握りです。
ユリスは自分の死を受け入れて伝えたい思いを手紙、電話での言葉にしました。
しかし現実ではどうでしょうか。
最後の時に「ありがとう、幸せだったよ」といえることがあるでしょうか。
私が見ている中で言えている人は少ないのかなと思います。これは空気を読む文化のある日本人にだからでしょうか?
伝えてほしい思い
ユリスの思った(弟に対する嫉妬)それを含めてもうれしかったことなどを書いてましたね。
そして自分が一番したかった(甘えてほしいこと)を綴られていました。
思いを全て打ち明けることが、後悔をなくすことだとおもいます。
キレイな言葉でなくていい。キレイな文字じゃなくてもいい。録音でもいい。
感じていること、思っていることを伝えてほしいとおもいます。
死んでいく人には最後の花束になるでしょう。
残って生きていく人たちには「思い出となり、生きる糧となるでしょう」
もしあなたが最後を感じているなら、残される人のために思いを残してほしいです。
今回は以上になります。
映画よりも私の思いを書いてしまいましたー
皆さんは伝えたい思いはありますか?届かない手紙はないですよ。
ではまた。。。