皆さんこんにちわ。たかとです。
猛暑・コロナ禍により外出頻度や運動頻度が減って、「コロナ太り」が流行っていますね。
この状況により医療業界では糖尿病の悪化が起きています。
今回は糖尿病について学んでいきます。まずは知識編!
糖尿病とは?
糖尿病とは字の通りに「おしっこに糖分出てしまう病気」です。
これだけだと何のことだか分からないですよね。わかりやすく言うと、おしっこに糖分が出てしまうほど血中に糖が多い状態(高血糖状態)にあり、さまざまな病気・状態になる病気です。
おしっこは腎臓にて作られています。腎臓は血液の中の不要なものをこしとり、こしとりすぎた物質や水分を再吸収し最終的におしっことして膀胱に貯蔵します。
糖分は腎臓でこしとることができないぐらい大きい物質ですが、腎臓がダメージを受けていたり、血液中に糖分が多く腎臓に負荷がかかることでおしっことして流れ出てしまいます。
つまり、腎臓に負荷がかかるほどの糖分が血中にある状態といえます。
なぜ糖尿病になるの?
人間はもともと飢餓状態でもエネルギーをだして耐えられるように、狩りなど運動を行うときにしっかりエネルギーをだして動けるようにするため、血糖値を上げる(エネルギーをだす)ようにする仕組みが複数存在します。
それに対して血糖値を下げる仕組みは一つしかありません。それはインスリンというホルモンです。
インスリンは膵臓より分泌されるホルモンで、血糖値の上昇を感知し分泌されます。
糖尿病は大まかにいうと
- 血糖値が高くなってもインスリンの分泌がされない。される量がすくない。
- インスリンが分泌されても、インスリンが効きにくい体になっている
の二つが考えられます。
インスリン分泌が減少する!?
膵臓も頑張りすぎると頑張りすぎると疲弊し、徐々にインスリンを出せなくなってしまいます。暴飲暴食や長時間の食事にて長い時間膵臓を酷使することでインスリンの分泌量が減少していきます。インスリン分泌量が減少するとまずは、食事をした後の高血糖、その後は一日中の高血糖と血糖値が高い状態が続いていきます。
自己免疫性の1型糖尿病もインスリンが出なくなる病気ですが、こちらはインスリンを出す細胞が免疫機能により破壊され出なくなってしまうため、少し違う病気です。
インスリンが効きにくい体!?
インスリンは脂肪細胞によって抵抗性(インスリンの効きにくさ)が上昇します。この状態が続けばどんどんインスリンが効きにくい体になってしまいます。
またインスリンは血中の糖分を細胞に取り込み、エネルギーとして使用するという作用も有しているため正常なエネルギー使用も行えなくなってしまいます。
インスリンが効きにくい状態では、多くのインスリンを分泌しないといけません。インスリンを頑張って分泌し続けないといけない膵臓は徐々に疲労していき、インスリンが分泌できなくなってしまいます。悪循環ですね。
糖尿病はなんで悪いの?
生物は大体糖分をエネルギーとして活動を行っています。そのエネルギーを正常に使えなくなっているため、筋肉などを使用してケトン体を作り出し、無理やりエネルギーとして活動します。
ケトン体は体が飢餓状態になった際の最終手段の一つです。ケトン体を作りますが体はエネルギー不足状態なのでどんどんケトン体を作り、体の筋肉・脂肪はなくなっていきます。そしてケトン体が大量にあることで体が酸性に傾いていきます。徐々に生命活動ができなくなっていくのです。
糖分は血管を傷つけ(高血糖により活性酸素なども影響)傷ついた血管に糖分がくっついたり体の補修機能によりフィブリンが固まりになったりし、動脈硬化・動脈狭窄・アテローム血栓ができるなど合併症がおこります。
また臓器の血管が障害され臓器障害になったり、神経の障害が起こったりします。
特に有名なのは糖尿病三大合併症です。また勉強おこないます!
糖尿病の治療とは?
基本的には3つです
- インスリン注射
- 内服薬
- 食事・運動療法
インスリン注射はインスリンが分泌されない・インスリン分泌がされない人に対してインスリンを補うために行います。また一日4回の「インスリン強化療法」にてインスリン抵抗性の改善をおこなうという療法もあります。
内服薬はインスリンの分泌を助けたり、インスリン抵抗性の改善を行う薬を飲む。最近は様々な内服薬が登場しており、内服が困難な人にはインスリン注射のような注射タイプの薬もでてきています。
運動・食事療法は生活習慣改善は主となります。また脂肪細胞はインスリン抵抗性を高めるため、脂肪を減らし筋肉をつけることや、運動によってエネルギーを消費できる体をつくっていきます。
治療については今度勉強をしましょう!
今回はここまで。また項目を共に勉強しましょう。
皆さん一緒に大切な体を守っていきましょう!